糖尿病の診断に使われる「HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)」の数値が、4月から、現在より約0・4高く表示される。診断基準は、現在の6・1以上から6・5以上となる。 HbA1cは、過去1~2か月間の血糖値を反映する指標で世界的に用いられている。ところが、日本糖尿病学会によると、日本は精度の高い測定方法を用いているため、同じ血糖状態でも世界標準より約0・4低く表示しており、整合性が問題となっていた。 当面は新旧両方の数値が併記される。国のメタボ健診は当面、旧数値を使う。